統治

企業の統治対象は従業員であり、国家の統治対象は国民です。それが最近の統治対象は企業の財務管理、国家の財務管理に終始しているようです。企業は国策として産業支援としてさまざまな支援を国家、自治体などから受けていますが企業にとって国家国境という意識は消えつつあるのかも知れません。企業にとって国民、外国人という意識も薄れてしまうのでしょう。企業や国家の財務管理は固定費人件費の管理に終始してしまうのかも知れません。そこには国民とか人材育成とか言う意識も薄れていくのでしょう。いくらでも代わりの存在する人材の使い捨てがはびこるばかりだった。企業国家の統治目標が財務管理、固定費管理に終始してしまう結果なのかも知れません。よく言われる国家は人であり、企業も人であると言われるとおりなのだと思う。それが忘れ去られているのでしょうね。そこに起きるのはモノや道具としての人材でしか無く財務管理、固定費管理が統治目標になってしまうのでしょうね。